料亭 山ぎし

料亭 山ぎし について

山海の幸、里の恵みが豊かな加賀・大聖寺に暖簾を掲げて140年あまり。 藩政時代から受け継がれてきた鴨料理をはじめこの地でしか味わえない四季折々のお料理と心尽くしのおもてなしで、みなさまをお迎えいたします。

料亭 山ぎし

豊かな食材と藩政時代から守り継がれてきた食文化。料亭山ぎしは、この加賀・大聖寺で料理屋を営んでいます。当主自らが猟師として網を投げる坂網鴨料理は、冬限定の名物料理として、日本各地からご予約をいただいております。

また、鴨のプロフェッショナルとして培ってきた目利きをいかして全国から厳選して仕入れる天然鴨の料理もございます。そのほか、ズワイガニ漁で名高い橋立漁港で揚がるカニ料理、日本海の幸や里山の恵みをふんだんに使った会席料理など、四季折々、その時期に加賀でしか味わえないものを召し上がっていただきたい。ここでしか過ごせない時間を楽しんでいただきたい。

そんな気持ちで、当主、女将、そのほかスタッフ一同、みなさまのお越しをお待ち申し上げております。

料亭 山ぎしの歴史

創業は1877(明治10)年。始まりは、魚屋でした。当時、加賀では鴨は魚屋で取り扱っていたのです。その魚屋の2階で料理を振る舞うようになり、次第に料理屋としてみなさまからご用命を受けるようになりました。

その頃、加賀には鴨料理を提供する料理屋が多くあったようですが、次第に数が減ってゆき、現在坂網鴨の料理を提供しているのは、当店のほか1店のみ。先代からは坂網鴨取り扱い者として加賀市から認定を受けています。

ごあいさつ

山ぎし店主調理写真
料亭山ぎし 六代目 山岸 和伸

料理人は、命をいただく仕事。

鴨料理を提供する私が坂網鴨の猟師になって、そんな思いを強く抱くようになりました。単なる料理人としてではなく、食べるまでの過程をきちんと伝えられること。そのことは、鴨だけに限らず、すべての食材にいえることだと思っています。

加賀が誇る豊かな山海の幸と食文化を、誇りを持って語れるよう日々素材と向き合い、その素晴らしさを料理を通してお客様にお伝えしてゆきます。